棗(なつめ)

今日人生初「生の棗」を食べた。
リンゴっぽい味がした。
早速GGってみた。



・中国原産。
・「夏芽」とも書く。
初夏になって芽を出すことによる。
「棗」の字は漢名から。
・秋に赤い楕円形の「なつめ」の実がなる。
食用になるほか、お菓子や薬用にもなる。
・材は車軸や印材になる。

http://www.hana300.com/natume.html



棗(なつめ)の種類は多く、一般に市場でよく売られている生の棗以外に、干し棗もある。
果実を乾燥した干し棗は果皮の色から紅棗(こうそう)といい、松ヤニで煮だし、薫製にしたものを黒棗(こくそう)という。

漢方では棗を薬として用いるのは、元気をつけ、増血、咳止め、胃の働きをよくするので、胃腸の働きが悪い時、消化不良のある場合は、棗をたくさん食べるとよい。

腸満感(すなわちお腹がゴロゴロ鳴ったり、便も下痢傾向にある)のある人は棗に生姜を加えて煮ると効果がある。
紅棗と黒棗の成分と効能はだいたい同じですが、黒棗の方が補血効果が多い。

現代薬理研究によると、棗には滋養強壮の効果がある。
棗の糖分は多く、カロリーも高く、蛋白質、脂肪、ビタミンも含んでいる。
特にビタミンCの量は果物の中で一番多く含んでいるので、棗は天然ビタミンと言われている。

棗は動脈を広げ、心筋収縮力を強める効果もある。

精神的に緊張、いらいら、不眠症などの更年期症状がある時、漢方の処方箋に必ず棗が入っているのは、棗は鎮静作用があり、日常生活の中で緊張しやすい人は、スープに棗を入れて一緒に飲むとよい。

棗はビタミンC、リン酸などの成分を含んでおり、研究によって、これらの成分は癌細胞を抑えることができるとされている。
したがって棗は癌の予防にも効果があると言える。
すなわち、棗は現代環境の健康食品である。

http://www.ihealth.co.jp/main/measure/013_s.html



万葉集第十六巻 : 梨棗黍に粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く

原文: 成棗 寸三二粟嗣 延田葛乃 後毛将相跡 葵花咲
作者: 不明

よみ: 梨(なし)、棗(なつめ)、黍(きみ)に粟(あは)つぎ、延(は)ふ葛(くず)の、後(のち)も逢はむと、葵(あふひ)花咲く

意味: 梨(なし)、棗(なつめ)と続くように、あなたに会いたい。葛(くず)のつるが別れてまたつながるように、またあなたに会いたい。あなたに逢う日は花咲くようにうれしい。
かけ言葉が使われています。

黍(きみ)に粟(あは)つぎ --> 君に逢はつぎ
葵(あふひ) --> 逢う日

http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/sixteen/m3834.html


↑めっさロマンティックでええわ。