お風呂は

夏の我慢に我慢を重ねた後のビールに匹敵します。
最強です(そうそれはまるで掌底が最強の技であるがごとく…)
とか言っても10分も入ってられないほどのカラスなんすけど。
共に気持ちが良いのは最初だけって事ですか。
そんなホカホカ気分のまま朝まで眠りたいところですが。
色々ございやしてここ数年快眠というものに縁遠くなってしまいました。
ま仕方ないんですが…。
そんな眠れぬ夜、何がキッカケかは分かりませんが昔の他愛も無い事をよく思い出します。
中には今になっても結局アレは何やったんやろう?と思うことも。
その当時の僕に理解力が無かっただけやと思うので特に今更人には伝わりにくいとは思いますが。
そんな不可解ネタからは遠いんですが、昨日は大学3回生あたりにバイトで知り合ったMさんを思い出しました。
単純に僕がそれまで会った事の無い人だったってだけなんすけど。
僕より3つ程歳上で1年遅れでバイトに参加した男性でした。
そのMさんと少し仲良くなり始めた頃、彼が特徴のある大きな目で僕を見据えながら質問しました。
「おいvreds、人を倒すのに手っ取り早く一番強力な技は何か分かるか?」
当時からあまり格闘技には興味が無かったので僕には質問自体突拍子も無かったのですが、それでも分かる限りで不安げに答えました。
「やっぱテンプルにパンチやないっすか?」
「違うわ」(即答)
「それはな掌底や」と言いながら僕に寸止めしました。
「ええかvreds(いちいち偉そう)人の体の約70パーセントは水なんや」
「それを揺らす事がこの掌底の極意であり最強の技たる所以なんや」と至極真剣に語ってくれました。
そう言えばMさんは暇さえあれば掌底のシャドーをやってたのを思い出しました。
それに関しての本も何冊か見せてもらいました。
とにかく掌底について真剣に取り組んでる事は熱く伝わってきました。
他県の人でどうやってうちの田舎に流れて来たのかも分からない人という謎の部分も相まって不思議な印象を残してくれた人でした。
結局僕が就職の為にバイトを辞めた後1年くらいで田舎に帰られたそうですが。
今も存命なら40の境。
まだ修行してる気がする。
息子と一緒に掌底シャドーとか。
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