懐かしかあ

ラジカセの話。
昨日のウルトラマンAを観て思い出した。
僕が今でも鼻歌で歌っているワンダバはTACのものだった。


丁度親父のお古のラジカセを貰った小3か小4の時。
嬉しくてうちにあるカセットを聞きまくってた時期があった。
一番聞いてたのが多分兄貴のお下がりの特撮系をまとめたもの。
今でも道の駅とかで売ってそうな(あくまで予想)誰が歌ってるのか分からない歌集(笑)
その中でもそのTACの曲とウルトラ6兄弟の歌(タイトルは覚えてないけど)がお気に入りだった。
大人になってから一度も聞いたことが無いので記憶は整理されて無いけど。
観てた覚えがハッキリしないのにシルバー仮面ミラーマン変身忍者嵐や怪傑ライオン丸、バロム1などの歌が唄えるのは多分このテープのおかげだろう。


そしてこの頃、同年代なら多分殆どが通る道「TVに直接ラジカセ近づけて録音」を経験してる筈。
しかも当然オプションとして「そういう時に限っておかんの声が入る」も経験済と思われる。
何故か覚えているのは「笑ってる場合ですよ」の1コーナーのポップコーンのトーク
そう双子の漫才師。
めちゃくちゃ笑ってる自分を覚えているけど、一体何がそんなにおかしかったのか実は今でも気になってたりします。


それから高学年になり僕専用の安いダブルカセットのラジカセを買って貰うものの昔みたいなマイク録音が出来なくなってて残念に思った覚えがある。
わざわざマイク繋げんでも録音できるのが僕としては良かったのに。
ところが丁度その頃流行だした大きなステレオに兄貴が移行した為、僕が密かに狙ってた兄貴のラジカセが手に入った。
これが僕にしか分からないが、REC時のボタンの押し加減といい、カチっと押した後の感触といい諸々最高なのである。


僕はそれから高校に入るまでずっとマイブームだったFMラジオのエアチェックをそいつと共に楽しんだ。
土曜の昼に季節やテーマにそったハガキとトーク、加えて新旧流行の歌がフルで流れるその番組が大好きだった。
録音はいつもコレクション感覚でレコードになかなか手がいかない子供の僕でも沢山の曲を知る事ができた。
中でも流行の待ってましたって曲は、流石におかんの声は入らないものの、田舎なので天候やノイズ、あと局の都合で曲が切れないかドキドキした。


そういや兄貴と友達とで初めて公開録音なるものにも行った。
遅まきながら初めてアイドルというのも見た。
確か荻野目ちゃんと森口博子嬢だったか。


その兄貴のラジカセは結局「会社のラジオ体操で使う」といって兄貴に没収されてしまったが、その没収される大学生の時まで使っていた。
その頃曲はウォークマンやステレオで聴いていたが、実家に置いあったそのラジカセで長期休みで帰って来てまた大学に戻る前の晩の寂しさを紛らわす為にその頃の事をテープにとってたのである。
友達の事、好きな子の事、好きじゃないやつの事、一応勉強の事、バイトの事、あと歌唄ってたり…(笑)


前述のウルトラマンのカセットはもう無いけど、この大学時分のテープはまだ探せばある筈。
というか探さないとヤバイ。
そう恥ずかしいを通り越してヤバイ事が絶対入ってるに違いない。
んーこのまま死んだ時の事を考えるとH関係のものと同レベルかそれ以上かも…。
僕の家のマウンテンサイクルでいう所のターンAなのです。
黒歴史か。

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