IP回復

想像力も回復しないと…。

昨日久しぶりに夢を覚えてた。
3タイプの鬼に見事変身できる夢。
丁度最後の威吹鬼変身を成功させて目が覚める。
何とも言えない達成感。
別にそないに響鬼に思い入れある訳では無いし、付けっぱなしのTVもお天気チャンネルで、そんな夢を見たキッカケになるものが思いつかない。
まあそれは良いとして、中途半端に目が覚めてからボケーッと響鬼終了後の脳内補完を始めてしまった。
めっさベタな内容に我ながら赤面。
ただ溜めておくのが気持ち悪いのでこっそりここで吐き出します。
響鬼に詳しい訳でも、文章が上手な訳でも無いので罷り間違ってここに来てしまった方はどうぞスルー願います。
ロバ耳の穴ってことで…。
俺のブログ自体全部そんな感じなんすけど。

初めての「続きを読む」が上手に機能してくれると良いのですが…。
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仮面ライダー響鬼 EPISODE FINAL
Aパート 「攪乱する鬼」 

オロチを鎮めて6年。
鬼として順調に力をつけていた京介が失踪した。

またあきらと行動を共にしていたひとみが急に目の色を変え街を疾走する。
追うあきら。
だがある袋小路で彼女を見失ってしまう。
その時背後に感じる只ならぬ妖気。
振り返った先は蜃気楼の如く揺れハッキリとは見えないが、確かに京介とあと2人。
場違いな洋装の男女の後姿が見えたような気がした。

時を同じくして魔化魍の出現率が一気に増え上がる。

「これはまるでオロチ…」

嫌な予感にヒビキはイブキ、トドロキと共にあの遺跡へ向かう。
予想を裏切り遺跡は何事も無く静かであった。
ディスクアニマルからも何も有益な報告は無かった。
安堵する3人。
思い過ごしと他の場所に向かおうとした時、地中より見たことの無い巨大な魔化魍が出現した。

変身する3人。
先陣を切った威吹鬼轟鬼は互いに顔を見合わせる。

「例のアレ、試すっす!!」
「ハイっ」

どうやら2人は密かに練習していた対巨大魔化魍戦用コンビネーションを試すつもりらしい。
気合の掛け声と共に攻撃する2人。
ところが迎え撃つ魔化魍の一閃により呆気なく風神雷神は宙を舞った。

間髪入れずに走り出す響鬼
手にはアームドセイバー。
空には無数のディスクアニマル
炎をまといながら紅、アームド形態へとその姿を変化させていく。

「それじゃあ俺も試すかなっと」

言うが早いか魔化魍の背に飛び移る響鬼
うまくバランスをとりながらアームドセイバーを音撃モードに変形させ、そのまま魔化魍の背に突き刺した。

「お次はっと」

そう言って背中の烈火に手を伸ばしたその時、銀の鬼火が響鬼を吹き飛ばした。

小高い丘の上に現れた銀色の鬼。
それは紛れも無くかつて京介が変身した姿であった。
ただ何処か雰囲気が違う…。

「フンっ」

倒れる3人の鬼を一瞥、次の瞬間にはもう彼は宙を踊り魔化魍の背に飛び移っていた。
宙を舞う際に見えた羽根は幻覚なのか…。

彼が腰から引き抜いた音撃棒、その姿の何と禍々しい事か。

「狂気乱舞…」

そう呟いた銀の鬼は響鬼のそれとは違った激しさで魔化魍の背を連打する。
黒く禍々しい気が魔化魍に打ち込まれていく。
抑えきれない黒い闘気が弾け飛ぶ。
そして最後の叫びと共に四散する魔化魍
3人の鬼は只その姿を這いつくばって見ているしか無かった。

「マアマア…だね」

更に高い丘の上には洋装の男女が高みの見物とばかりにオペラグラスを手に立っていた。
「ツガイの方も予定通り」

2人は真っ直ぐを見つめたまま微笑むとその姿を揺らめき消した。

魔化魍のいたところ、3人に背を向け佇む銀の鬼。
傷つきフラフラとゆっくり立ち上がる鬼達。

「フっ」

その姿を背中で感じ取り、見えない筈の口は満足感で嫌らしく歪み、3人の鬼には一瞥も無しに銀の鬼は歩き始める。

「まっ、待てっ!!」

最初に声を出したのはトドロキだった。
既に頭部のみ変身を解いている。

「君は…京」
「俺は」

イブキの言葉を断ち切る銀の鬼。

真っ直ぐにじっとそれを見つめるヒビキ。




「そう俺は…」

「狂鬼」





Bパートに続く…かも知れない